1948-06-19 第2回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第2号
○西村公述人 私個人の考えといたしましては、非常にインフレは進んでおると断定するものであります。そういう場合に、どこを基準としてよいかわかりませんけれども、農家は朝暗いうちから、夜暗くなるまで、十二時間も十五時間も過剰労働をやつておるのであります。六箇月間において反当五俵ぐらいとれたといたしまして、保有米が二俵一斗ぐらいだといたしますと、供出は二俵、三俵出しても、三千有余円ぐらいにしかなりません。それは
○西村公述人 私個人の考えといたしましては、非常にインフレは進んでおると断定するものであります。そういう場合に、どこを基準としてよいかわかりませんけれども、農家は朝暗いうちから、夜暗くなるまで、十二時間も十五時間も過剰労働をやつておるのであります。六箇月間において反当五俵ぐらいとれたといたしまして、保有米が二俵一斗ぐらいだといたしますと、供出は二俵、三俵出しても、三千有余円ぐらいにしかなりません。それは
○西村公述人 私は農民代表という委員長のお言葉に自分の責任の重大さを感じておりますが、しかし私が申し上げる言葉以上に、農民は現実の問題について、非常に関心をもたれていることと思います。重要産業の再建は、石炭、鉄等の傾斜生産方式により、急速に復興しつつありますが、農業についても、こういう施策を講じ、また予算面に組み入れるよう考慮していただけますれば、われわれはなお一層に意を新たにして、農業増産に邁進するものと